成長を加速する目標の立て方

投稿日:2022年5月26日

なんとなくだけど、なりたい自分のイメージがある。行きたい高校もとりあえず決まっている。でも今のままじゃ厳しいかも。

 

やらなきゃいけないのは分かっているけれど、定期テストもあるし、提出しないといけない課題もあるし、部活も忙しいし・・・ とりあえず出来ることを出来る範囲で頑張るしかないかなぁ。

 

そんな風に毎日を過ごしていませんか?

 

分かっているけど、頑張れない。ついつい目の前の誘惑に負けてしまう。そんな人は、一度立ち止まって、しっかりと目標を立ててみてください。

 

効果的な目標を立てられれば、何のために頑張るのか、どれ位頑張ればよいのかが明確になり、成長が加速します。

 

つまり、なりたい自分になれる確率が格段に上がります!

 

どうやったら「成長を加速する目標」を立てられるのか、SMART(スマート)という法則を使った目標の立て方をご紹介します。

目標を立てる法則:SMART

SMART(スマート)とは、結果につながる効果的な目標を立てられるようにするための法則です。

 

「やらなきゃと思っているけど、なかなか行動を変えられない」という人には特に有効です。

 

SMARTの頭文字は、目標を立てる時に大切な5つの要素を示しています。

・ Specific ------- 具体的に
・ Measurable------ 測定可能な
・ Achievable------ 達成可能な
・ Realistic------- 関連性のある
・ Time-bound------ 時間制約がある 

では、一つ一つ順番に見ていきましょう。

より具体的に

Specific (スペシフィック)

目標には、最終的になりたい自分の姿をイメージする「達成目標」と、それを実現するためにやるべきことを決めた「行動目標(計画)」があります。

その2つを意識して、できるだけ具体的に、そして分かりやすく目標を書きだしてみましょう。

【達成目標】

例えば、「〇〇高校へ進学したい。」という目標があったとします。これが達成目標です。そのために、〇〇月のテストで、数学で〇〇点、英語で〇〇点 … 5教科合計で〇〇点、と言うふうに、目標をできるだけ具体的にしていきます。

 

【行動目標(計画)】

次に、それを達成するために、何をしたらよいのか、「行動目標(計画)」を考えます。「毎日英単語を20個覚える。」、「問題集を〇〇ページ進める。」など、出来るだけ具体的に、そして誰がみても分かるように、やるべきことを書きだしてみましょう。

 

測定可能な

Measurable(メジャラブル)

目標は、数字で測れるものを決めましょう。例えば、「今より成績をあげる。」だけでは、1点でも点数があがれば良いのか、どれ位頑張ったら目標を達成したと言えるのか、はっきりしません。

 

「7月の到達度試験で、各教科の平均点+20点とる。」、「1学期期末テストの5教科学年順位で〇〇番をとる。」など、あとで目標を達成できたかどうか、誰が見てもわかるように、数字で測れる目標を立てましょう。

そうすることで、何をどれくらい頑張ったら良いのかが分かるようになります。

達成可能な

Achievable (アチーヴァブル)

大きな目標を立てることも素晴らしいですが、始めからできそうにない目標を立てても、なかなかやる気になれません。一方、すぐに達成できてしまう簡単すぎる目標では成長につながりません。

少し頑張れば手が届きそうかな、というくらいをイメージして、目標を立ててみましょう。

関連性のある

Relevant (レレヴァント)

立てた目標を達成することで、なりたい自分に近づくことが出来るのか、目標を見直してみましょう。

「目標を達成した先に何があるのか」、「何のために目標を達成するか」、それらをはっきりさせることで、やる気があがり、目の前の誘惑に打ち勝ちやすくなります。

時間制約がある

Time-bound (タイムバウンド)

目標を決める時は、いつまでにその目標を達成するのか、期限をしっかりと決めましょう。

例えば、「将来〇〇になる。」という目標があった場合、そのために、3年後までに何をするか、1年後までに何をするか、1か月後までに何をするか、目標の期限を複数決めておくのも効果的です。そして、今、するべきことを明確にしていきましょう。


自分の思い描いたとおりに、自分の人生をつくっていけるとしたら、それはとても素敵なことだと思いませんか?

 

目標は、小さなことでも構いません。そして、一度立てたら終わりではありません。

 

もし、あなたが今中学3年生で、行きたい高校が決まっているのであれば、まずは7月の到達度検査/復習確認検査を目指して目標を立ててみるとよいでしょう。

 

夏休み前のこの時期は、特に忙しく、どうしても目の前のことに振り回されがちです。だからこそ、この時期に頑張れる生徒は、夏休み以降大きく成績を伸ばす可能性が高まります。

未来を作るのは、今日の自分です。早速効果的な目標を立てて、成長を加速させましょう!