公立高校入試、出題範囲を縮小

投稿日: 2020年7月9日

コロナ禍で学校の臨時休業が⻑期化したことを受け、昨日(7/8)、山梨県教育委員会は、来春の公立高校後期入試の出題範囲を縮小すると発表しました。

対象となるのは、社会、数学、理科の3教科です。

出典:https://www.pref.yamanashi.jp/koukai-tokushi/nyuusi/documents/r3syutudaihanni_leaflet.pdf

教科

出題範囲から除く

教科書の範囲

※南アルプス市で採用されている教科書の場

数学

「新編 新しい数学3」 8章 標本調査

理科

「新編 新しい科学3」単元4 地球と宇宙

社会

「新編 新しい社会 公⺠」
第5章 地球社会と私たち 終章 よりよい社会を目指して

なんと、南アルプス市で採用されている教科書のページ数にすると、115ページ!今回除外対象となった範囲は、他の単元との分割がしやすく、その一方で英語や国語が対象となっていないことも、受験生にとってはかえって対応がしやすいと思います。

例えば、他の都府県では「英文法の一部」が出題範囲から除外されているところもあります。

しかし山梨の公立高校入試では、会話文やメールのやりとりなどの読解問題が毎年出題されています。もし英文法の一部が出題範囲から除外されてしまうと、過去問や受験対策用の読解問題がそのまま使えなくなってしまいます。

英語は出題範囲が変わらないことで、安心して受験勉強に取り組めると思います。

なお、前期募集についても、大会等の実績がない場合にも、中学校の所⾒を基に評価をする、代替措置が発表されています。

今後の状況により、内容が更に変更される場合には、こちらでも情報共有していきます。