投稿日:2024年11月6日
今日は、大人気漫画「BLUE ROCK」に登場する絵後甚八(えご じんぱち)の名言『FLOW』にスポットを当て, 学習への応用についてお話ししたいと思います。生産性を向上させ, 幸福感をも大きく高める『FLOW』の状態を理解し, 学びの質を高めるヒントを探りましょう。
FLOWとは何か?
「人は大小の規模に関わらず, 何かに集中し, 時間も忘れて夢中になることがある。その行為を楽しみ脳がわくわくする状態, それがFLOWだ。」と絵後は語っています。この状態を達成するためには「挑戦的集中」が不可欠です。簡単に言えば, 自分にとってちょうど良い難しさの課題に挑むことがFLOWへの第一歩です。
学びとFLOWの関係
勉強もまたFLOWに入ることで, その効果を最大限に引き出せます。例えば, 数学の問題に取り組むとき, 問題が簡単すぎると退屈し, 難しすぎると不安を感じ楽しめません。自分の能力に合った「適度な挑戦」をする, この状態こそが脳を活性化させ, 「ちょっと勉強楽しいかも!?」と感じられる体験をもたらすのです。
どうやったらFLOWに入れるのか
絵後は, FLOWに入るためのステップとして「RESERCH(知る)」, 「TRAINING(能力を制御する)」, 「GAME(目標に挑戦する)」を挙げています。これを学習に置き換えてみましょう。
1. RESERCH (己を知る)
まずは自分の現時点の学力や理解度を正確に把握することが必要です。例えば, 自分は何が得意で、何が不得意かを細かく理解することです。
2. TRAINING (能力を制御する)
知識や能力を身に付けるための訓練を続けることで, 学びに向かう力を養います。新しい知識を吸収し問題演習に取り組むのがこの段階です。
3. GAME (目標に挑戦する)
自分にとって少し難しい目標を設定し, 挑戦していくことでモチベーションが高まります。次のテストで〇〇点以上を狙う, 学年順位で〇〇位を達成するなど, それぞれが自分にあったゴールを設定し挑むことで圧倒的なパフォーマンスが発揮され, はたから見れば奇跡のような結果が生まれます。
オリジナルの「夢中」を追求しよう
絵後は, 「スマホ一つで受動的に得られる夢中は, 能動的に獲得するおまえだけの夢中ではない」と語っています。ゲームなどで得られる与えられた夢中は, 自らの手で掴みとる夢中とは違い, 自身の成長に繋がる体験とは言えません。勉強でも同じです。努力の末に目標を達成した喜びや, 新たな力を身に付けたときの達成感は, 自分だけのオリジナルの経験です。
ココテラスでは, 一人ひとりにあった難易度の課題を選定し, 目標設定や面談での振り返りの支援を通じて, すべてのココテラ生が夢中になって学ぶ喜びを感じられるよう全力でサポートします。勉強に没頭し, 自らの成長を楽しむことが出来るようになれば、これから先の学習の旅路を一層充実したものにできるはずです。